STORY

100年の歴史をもつ町工場が提案する 「上質な一瞬を味わう酒器」
“shitatari”はものづくりの街大阪に位置する中川鉄工によって、 2019年につくられた日本酒を楽しむための酒器です。
100年を超えるものづくりの歴史をもつ中川鉄工では、
難削材であるステンレスでも薄く切削できる自社の最も得意とする技術を使って、
居酒屋でヘロヘロになりながら議論を重ねる中で、
と、生まれたのが ”shitatari”です。
本来、
塑性変形の工法で作られています。
ステンレスは切削加工が非常に難しいためです。
しかしながら、
ステンレスの塊から切削して象っていく必要がありました。
10種類以上もの超硬合金工具を駆使し、5つ以上の工程を経て、
精密な加工を行うことで、カップの飲み口(0.9mm)の薄さや
酒器と受け皿の接合部の微妙なバランスを実現しました(
日本酒が生まれる美しい一瞬を、弊社の100年の技によって象っ
美意識と職人技の融合、シンプルさと機能美の追求、
日常の中の非日常感を見出してもらえれば幸いです。